Google Meetの文字起こし+AIで議事録を自動整形する方法

会議が終わるたびに議事録を書く時間、取れていますか?
Chrome拡張機能「Tactiq」を使うと、Google Meetの会話をそのままテキストに残せます。ただ出力は話し言葉そのままで読みにくい状態です。今回はその文字起こしをAIに渡して、読める議事録に変換する手順を紹介します。
目次
「Tactiq」とは
TactiqはGoogle Meet・Zoom・Teamsなど複数の会議ツールに対応したChrome拡張機能です。会議中の音声をリアルタイムで文字起こしし、会議終了後にテキストとして保存・ダウンロードできます。無料プランから使い始められます。
インストール手順
- Chromeウェブストアで「Tactiq」を検索し「Chromeに追加」をクリック
- Tactiqのサイト(tactiq.io)でGoogleアカウントを使ってアカウント登録
- Google Meetを開くと自動で文字起こしが始まる
- 会議後、Tactiqのダッシュボードからテキストをコピーまたはダウンロード
会議後に保存したテキストは、このような状態です。
田中 0:00:03
えっとじゃあ始めましょうか。今日はA社の件とマニュアルの話と、あと請求書の件もありましたよね
鈴木 0:00:12
はい。あと採用とHPも
山田 0:00:21
あーそれ私も聞いてて、結構具体的な話してましたよね
鈴木 0:00:44
[聞き取り不可]
話し言葉・フィラー(えっと、あの)・タイムスタンプ・聞き取れなかった箇所がそのまま残っています。これを読み返して議事録にまとめるのは手間がかかります。
AIで整形してみた
この文字起こしデータにプロンプトを添えてChatGPTに送ります。
送ったプロンプトはこちらです。
以下はGoogle Meetの自動文字起こしです。
読みやすい議事録に整形してください。
【出力形式】
・タイトル:定例会議 議事録(2026年7月1日)
・参加者一覧
・議題ごとにセクション分け。各セクションに以下を含める
- 背景・現状:議題が上がった理由や前提
- 議論のポイント:話し合われた内容・意見の要約
- 【決定】決まったこと
- 【ToDo】担当者 / 内容 / 期限
・話し言葉・フィラー(えっと、あの等)は除去
・[聞き取り不可]は「※要確認」と記載
出てきた結果

5つの議題それぞれに「背景・現状」「議論のポイント」「【決定】」「【ToDo】」が整理されて出力されました。
たとえばA社の件はこうなっています。
1. A社件について
背景・現状
- 先週、AIからの問い合わせがあり、現在商談を進行中
- 他社比較2社と比較検討中。温度感は高い状況
議論のポイント
- 迅速な提案が必要との認識で一致。提案書は新規作成する
- 金額については先方へ追加確認を行うこととなった
【決定】 提案書は新規作成する
【ToDo】
担当者 内容 期限 田中 A社向け提案書の叩き台を作成 今週中 田中 先方へ金額感を確認 今週中 山田 提案書完成後、先方へ送付 2026/07/06
話し言葉や「えっと」はすべて除去され、[聞き取り不可]は「※要確認」に変換されています。文字起こしを眺めて自分でまとめる作業が、プロンプトひとつでなくなります。
実際に使うには
- Tactiqをインストールした状態でGoogle Meetを開き、会議を開始する
- 会議後、Tactiqのダッシュボードから文字起こしテキストをコピーする
- テキストをプロンプトと一緒にChatGPTに貼り付ける
- 出力結果をGoogleドキュメントに貼り直して完成
プロンプトはそのまま使い回せます。会議の種類に合わせて出力形式の部分だけ変えれば、どんな会議にも対応できます。
まとめ
| 従来のやり方 | この方法 | |
|---|---|---|
| 議事録を書く時間 | 30分〜1時間 | ほぼゼロ |
| 書き漏れのリスク | 担当者の記憶に依存 | 全発言が記録される |
| ToDoの抽出 | 手動で拾う | 自動で整理される |
| コスト | なし | 無料プランで可 |
文字起こしをオンにする習慣さえつければ、あとはAIが議事録を仕上げてくれます。「議事録係」が不要になる会議の進め方です。
よくある質問
Q. Tactiqは無料で使えますか?
無料プランから使い始められます。無料プランには月あたりの文字起こし回数に制限がありますが、まず試してみるには十分です。回数を増やしたい場合は有料プランをご確認ください。
Q. Google Meet以外の会議ツールでも使えますか?
使えます。TactiqはGoogle Meetのほか、Zoom・Microsoft Teamsなど複数の会議ツールに対応しています。社内でツールが混在している場合も一つの拡張機能でまとめて対応できます。
Q. 会議内容を外部ツールに渡すことへの情報漏えいが心配です。
Tactiqを含む外部サービスに会議の内容を送ることへの不安は、多くの現場で聞きます。顧客名・契約内容・個人情報が含まれる場合は、固有名詞を削除してからAIに渡すことをおすすめします。
